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Artwork/acrylic/キャンバス
『11月のオリオン座』

パリ郊外のコンクールに出品した5点です。コンクール当日のエピソードを絵と共に紹介してきます。


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Artwork/acrylic/キャンバス
『亡霊の流儀』

参加者は指定された日に先着順で審査を受けるということだったので、その日は朝から早めに会場に向かいました。パリから電車で20分、さらに駅から徒歩1km。5枚のキャンバスは大きな荷物で、しかも徒歩1kmがほとんど獣道(?)のような道だったので思ったより時間がかかりました。車道はあるのに歩道はない…あるのは獣道だけ!一体あの町はどうなってるんだ?(笑)雨でぬかるんだ獣道を30分かけて歩き、到着した頃には泥だらけ。他の方を見ると、私以外みんな車で来ていました(トホホ)。そして受け付けを済ませて順番待ち。もちろん帰りもあの獣道を歩くんだよなーと気が遠くなりつつも、どうか良い結果が出ますようにと念じて待ちました。なんとここから待つこと3時間!!長かった…。


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Artwork/acrylic/キャンバス
『月に向かって泣かない』

3時間待ってようやく私の順番が来た。ホールのような広い部屋に入ると、審査員8名が一列に並んでテーブルについている。まさによくあるオーディション的な光景。5枚のキャンバスを審査員の前に並べ終わったら「絵について説明して下さい」と言われる。ええっ説明?まさか!!でもそんなまさかもあろうかと思って前日にフランス語のメモを用意しておきました。私のフランス語のレベルはまだ基礎の基礎なので、このメモだけが頼みの綱。どうかメモの想定内で進みますように…。そして探り探り説明を始めるも、変な空気。さっそくメモの想定外。ダメだ、打っても響かない(笑)。さらに審査員から質問されるがそのフランス語も理解出来ず、チンプンカンプン状態。最後には「そのメモ見せて!」と言われ、流暢なフランス語で読み上げる審査員。結局、会話不成立…がっくし。メモを返してもらって、不完全燃焼な感じでプレゼン終了。その後隣の小部屋に案内され、一人で結果を待つ…。

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Artwork/acrylic/キャンバス
『サンセット』
夕焼けを見ると何か願い事を思い浮かべたくなる。太陽は時間をかけて沈むから、流れ星みたいに焦らなくていい。それぞれの「明日はこうなるといいな」を胸に、今日という日を見送る気持ち。

審査員たちは作品を見ながらあれこれ話し合っている。別室で待つ私の所には少しだけ声が聞こえてくるけど、内容まではわからない。数分後、審査員の一人が来て「さっきのメモをもう一回見せてもらえる?」と。メモを渡してさらに待つ。なんということだ…審査なんて一瞬で見て判断するのかと思っていたから、この時はびっくりしてしまった。フランス人が8人も、寄ってたかって私の絵を見て話し合っている!あーでもないこーでもないと言っている!メモ見せてだって?想像していた以上に真剣に見てくれている!この数ヶ月、作ることに夢中で過ごしていた。そして夢中のまま会場に来て、ハッと気付いたらここだった。審査の結果を待っている、この時初めて「自分がこの場にいるんだ」ということを実感できた気がする。ああこんな所まで来たのか、と。小さなコンクールだけど今までにない達成感。大切にしなくては、そしてもっと大きな達成感を自分にあげたい。

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Artwork/acrylic/キャンバス
『月が4つあれば、もう寂しくない』
もう寂しくない、もう悲しくない、もう怖くない、もう迷わない、もう死なない。月が4つあれば。

審査が終わり、審査員のうち2名が私の所へ結果を告げに来る。
「あなたの絵はとっても興味深いと思うんだけど…」
続けて言われたことにびっくり。
「でもすごく日本的。だから私たちヨーロッパ人の目から見ると理解するのは難しい。」
へ?日本的?もし日本人が私の絵を見て「すごく日本的」と思うかどうかは疑問ですが、色彩が日本的なのだそう。ちょっとアニメっぽいからかな…?そういう理由で落選となりました。審査会場には入選作品がいくつか置いたままになっていて、チラリと見ることが出来ました。色彩の違いか…難しいなぁ。その辺りのことは今後の課題に(ヒントに)したいと思います。5作品を出品するというルールだった今回のコンクール。11月中にすでに5枚出来上がっていたのですが、最後に全体をまとめるような絵を描いてみようと思って6枚目に描いたのが今回の絵です。結局この絵が自分では一番気に入って、コンクール行きとなりました。今後も月が4つある、自分だけの世界を描き続けていきます。

(2016年11月)


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