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3泊4日でバスク旅行へ。パリからTGVでフランスの端っこアンダイエに到着。まず見つけたのは駅のホームに一口ポスト。

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アンダイエ駅前。11月なのでそれなりに寒いですが、パリとは空の色が違う!南に来たんだなぁと実感します。ここで乗り換えてスペインに入ります。人生初スペインです。

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スペインバスク、サンセバスチャンに到着。海!

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砂浜に書かれたサンセバスチャンの文字。美食三昧旅行のはじまりです。

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このあたりの名物といえばピンチョス。ピンチョスとはなんぞや?と思っていましたが、行ってみて食べてみてようやく分かりました。そうか、これがピンチョスか。初日から飛ばしていきました。

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ピンチョスに続いて2軒目は「BAR NESTOR」へ。ここはメニューが4つしかないという超シンプルなバー。壁にかかったタイルをよ~く見ると、ビバンダム発見!

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メニューの中からバスク名物の一つ、チュレタ(炭火焼きの骨つきステーキ)とトマトをオーダーしました。どちらもどっさりアニャーナの塩がかかっています。この塩おいしかったのでお土産に買って帰りました。

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トルティーヤ(オムレツ)。これは幻のメニューと言われていて、開店前に予約受付&即売り切れ。私たちはそんなことも知らずステーキとトマトだけ注文したのですが、焼きあがった巨大オムレツを見たらすごく美味しそう!店主自らテキパキと切り分け、巨大オムレツは20等分ぐらいにカットされ、次々と予約していた人の名前が呼ばれる。カウンターのすぐそばで見ていたのですが、この切り分けの手つきが素早くて感動。わずか数分で予約者の手に渡り、本日のオムレツは終了。…と思いきや、余った切れ端がまだお皿に残ってる!店主は「ちょっと余っちゃったな」という顔でふとこちらを見た。そこにはカウンター越しにカッと眼を見開いて神通力を送るまきこの顔があった。店主、スペイン語で何か言う。もちろん意味は分からない。でもこの機を逃してはならないということは分かる。さらにテレパシーと関西のおばちゃんパワーを総動員し、とりあえずここは大きくうなずいて見せた。にっこり笑った店主が「ラッキーだったね」という顔で、オムレツの切れ端を私にくれた。横で見ていた夫は「今のはすごかった…」と無言でオムレツを引き寄せたパワーに驚いておりました(笑)。ええ、こういうときのために日々神通力の訓練してますから。ちゃんと発揮出来て良かった。

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1886年創業というお菓子屋さん「Otaegui」。クッキー、ガトーバスク、パウンドケーキ、ブリオッシュ、メレンゲ菓子など一通り食べてみましたが、これは…!!フランス人が食べたらきっとひっくり返っちゃうほどの、甘さ控え目。国境をはさんで隣り合った街なのに、こんなにも違うのかと思うほどバター皆無。このあとフランスバスクにも行ったのですが、そこではスペイン人が食べたらひっくり返っちゃうほどの甘さ&バターでした。この写真のクッキーはジャムが乗っているぶんほどよく甘さが感じられ、美味しかったです。
これにバターを乗せて食べたらさらに美味しいかも(笑)ジャムは3種類ありましたがフランボワーズが気に入りました。ちょっと日本のクッキーを思い出す、懐かしい雰囲気のお店でした。

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2日目、お昼ご飯はバスに乗って郊外へ。3つ星シェフ、マルティン・ベラサテギのカジュアルレストラン「Eme Be Garrote」へ行ってきました。

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特に食べたかったイカ墨料理があって、感激!(パリではバスク料理店ぐらいでしか見かけない)ほとんどのメニューをハーフサイズでオーダー出来るので、他の魚介料理も色々食べましたが、やっぱりイカ墨が最高。いつかまた行く機会があったらイカ墨をフルサイズで独り占めしたい!

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夕飯は再びピンチョス街へ。もうだいたいピンチョスについては分かった気になっていたので、もういいかな?と思ったけれど最後に1軒だけ…GANBARAへ。そして食べてみたら、全然ちがう!!めちゃくちゃ美味しい!!今まで食べたピンチョスは何だったんだ!!も~初日のピンチョスもステーキも3つ星なんちゃらも全部やめて、GANBARA一本にすれば良かった!!と思うくらい美味しい。どうやら星の数ほどあるピンチョス屋にもアタリハズレがあるらしい。GANBARAは素材の質が高く塩加減も強過ぎない。しかも値段は他のお店と変わらない…。ピンチョス以外の大皿料理も豊富で、あれもこれも食べたくなりました。

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GANBARAの看板メニュー、大皿料理のキノコ盛り合わせ(卵黄乗せ)。時間とお腹に余裕があれば倒れるまで食べたいところでしたが、明くる日にこの旅行最大の目的であるレストランを予約していたのでここで倒れるわけにはいかず、心の中で泣きながら大皿はこの一品だけ(無念)。

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3日目朝食。買っておいたOtaeguiのカップケーキ。もちろんお味はバター皆無。でも素朴で美味しいです。

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3日目。いよいよ数年前から計画していたレストラン「Etxebarri(エチェバリ)」の日。ここ数ヶ月間、普段より食事の量を増やして胃を大きくし、毎日ウォーキングに励んで体力強化。全てはエチェバリでの食事に万全の体調で挑み、絶対に完食するため!こんなに気合の入った外食は初めて…それもそのはず、ここは数々のハードルをクリアしてやっとたどり着ける特別なレストランなのです。

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ハードルその1、予約。予約はお店のサイトにて120日前の現地時間きっかり午前0時から取ることが出来ます。これがなかなかの争奪戦で、0時を過ぎたらあっという間に満席になってしまう…最初から満席なんて日もある。本当は5月か6月にこの旅行を計画していて、3ヶ月前くらいにそろそろレストラン予約するか〜と思ったら7月まですでにソールドアウト。なので旅行自体をシーズンオフの11月に変更。ちゃんと120日前の0時にスタンバイして無事に予約完了。その後30分ほどで満席になっていました。しかも予約と同時に一人100ユーロを前払い。つまり二人で200ユーロ!(当日はその分を差し引いた残額を払います)15日前を切ったらキャンセルしても返金不可。このプレッシャーゆえに体調の万全を期したのです(笑)。やれやれ…ここからようやく旅行計画が前に進みました。

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レストラン「エチェバリ」までのハードルその2、交通。パリからスペインのサンセバスチャンまで列車で約6時間。そしてサンセバスチャンからレストランまで1時間に1本しかない列車+1時間に1本しかないバスで約4時間。途中で謎の全力疾走あり。おわかりいただけるでしょうか!!一年中運動不足の私にとって、途中で脱落してしまいそうなこのサバイバル行程。エチェバリは山と畑と羊に囲まれた、とっても不便な村にあるのです。そもそも最寄りの街から1時間くらいかけてのんびりタクシーで向かうというお客様が大多数のようで、我々のような列車組は少数派(庶民派とも言う)。情報もほとんどないので自力で時刻表を調べて計画を練りました。久々に英語表記のない公共交通のサイトを見てびっくり。今どきそんなのあるんだ…。スペイン語(全然わからない)とバスク語(もっとわからない)に悪戦苦闘の末、ようやくたどり着きました。実際にお店を目の前にして、本当に本当に来られた~…と感激。長い道のりでしたが「きっとエチェバリにはその価値がある!」という確信がここまで連れてきてくれました。食後はまた4時間かけてサンセバスチャンまで戻ることを頭の片隅に置きつつ(笑)、確信を裏切らない素晴らしいお料理のスタートです。

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エチェバリ店内。窓から見えるのはのどかな山の風景だけど、店内はパリや東京などと変わらないモダンでアートな雰囲気。でもスタッフはデニムにスニーカーだったり、堅苦し過ぎない。

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ちょうど窓際の席でした。雨が降ったり止んだりして、変わりやすい天気。

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筆舌に尽くし難い、エチェバリのお料理。コース1本のみで、メニューに書かれた13皿+デザートです。最大の特徴は、ほとんど全ての料理が炭火焼きであること。最初から最後まで燻されてる!燻されまくっている!IBUSHIワールド。と言っても単調な流れではなく、燻しにもリズムがあり緩急があり気品すら感じる。とにかく炭火や燻製が大好きな人(私もその一人)にとっては夢のようなコース。なんたって最後のマドレーヌまでしっかりスモークされてましたから。こういう偏った(こだわった)レストラン大好きです。

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エチェバリで飲んだ「モスト」。これもバスク名物、ワインを作るときに出るブドウの残り液にリンゴ果汁を混ぜたジュース(ノンアルコール)。夫はスペインワインを色々飲んでいましたが、下戸の私にはぴったりなモスト。大きなグラスにたっぷり注いで頂きました。

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一番最初に出て心を掴まれたキノコ、イエナグラスにはキノコの香りがギュッと凝縮された温かい出汁。

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左上から時計回りに、
①自家製ヤギミルクのバター、上に乗っている炭が美味しい
②限界までフレッシュなモッツァレラチーズ、これも自家製。なんと水牛飼ってるらしい。
③貝と白インゲン豆のエキス、この日一番印象に残った味でした!最高。
④限界までフレッシュなアンチョビ

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左上から時計回りに、
①バスク名物タラのココチャ(あご肉)
②エビ、これも最高でした。このあたり美味しさのピーク。
③メイン料理がいくつか出た後で、最後にどどーんとステーキ。バスク名物チュレタ。
④デザートの一つ。濃縮ミルクアイスにビーツのソース。今まで食べたことのない衝撃の美味しさ!

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13:00から始まった食事もそろそろ終了…ふと時計を見るともう17:00過ぎ。4時間以上食べ続けていました。量が多いと聞いていましたが、トレーニングの甲斐あって完食!大満足!!1時間に1本のバスに乗って列車の駅に向かいましたが、バスで帰るお客様は他におらず…。このあと列車に乗り換えてさらに2時間。サンセバスチャンのホテルに戻ったのは21:00でした。朝9:00頃出発したのでちょうど12時間かけてまっとうしたランチでした。達成感!

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